この物件も、前回と同様「うなぎの寝床」になっています。
前回と違うのは、「和」を意識した設計になっている所です。
平屋にすることで、フォルムを低く抑える事ができ、
旅館のはなれの様な空間になっています!
外観には、無垢の杉や藁が入った塗り壁を使用しています。
私がとてもいいなと思ったのは、
玄関ドアの前に「カラカラカラ」と音がなる引戸があることです。
家族の帰りを音で感じることができるだけではなく、
旅館のような雰囲気を肌で感じる事ができると、
普段の何気ない生活にも特別感が芽生えますよね!
ウッドデッキからは竹林を借景としていて、ここもまた和を感じられるようになっています。
和室とリビングの間は「御簾」を使って空間を仕切る事ができます。
リビングの天井がカーブしていることに気づきましたか??
これは、東から差す朝日を緩やかに引き込んだり、
空間のボリュームを少なくすることで、
空調の効率を上げることにもつながっているそうです。
今回の『高森の家』は、
五感のうちでも抽象的な「聴覚」を意識していたり、
内も外も「和」を追求した物件でした‼(塚野)
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